テレビ会議の音声
更新日:2022年8月22日
コロナ禍になって、ZOOMなどを用いたテレビ会議が増えてきました。テレビ会議を繰り返して気づいたのは、テレビ会議は画面よりも音、つまり、相手の顔が見えなくても成立するけど、音がまともでないと使い物にならない、ということです。そこで、パソコンでのテレビ会議の音について解説したいと思います。
●それでは、まず【まとめ】から
テレビ会議は面談の会議より疲れるとよく言われます。この疲れの原因は、テレビ会議の不自然な音質をヘッドセットで聞くことにある私は感じています。ですので、できればスピーカーで接続するのがベストだと思います。ただ、スピーカー接続はハウリングしやすいという別の問題も発生するので、ご自分のスキルにあった接続をお勧めします。
当事務所では、テレビ会議での面談も可能ですので、是非ご相談下さい。
↓↓ 以下解説です。
1 有線接続の場合
ノートパソコンであれば、マイクもスピーカーも内蔵されています。ただこれらを使用することはお勧めしません。スピーカーは音が悪いし、マイクは本体に内蔵されているのでキーボードを叩くとその音をまともに拾って、他の参加者に迷惑がかかるからです。そこでマイク付きヘッドセットを使うことが推奨されてます。5,000円も出せばそこそこのクオリティのヘッドセットが買えます。ここで気をつけなければならないのはパソコンのジャックです。パソコンの場合3.5㎜イヤホンジャックが使われてます。5年位前まではマイク用とスピーカー用の2つのジャックがついているのが普通でした。ところがそれ以降は、両者が一体になった一つのジャックしか無いパソコンが増えてきました。前者は端子に2つの線が入った3極のピンジャックを、後者は3つの線が入った4極のピンジャックを刺します。この違い、音を聞くだけなら、どちらを指しても普通に鳴るので気にする必要はありません。違いはマイクを使う場合です。3極から1極増えているのは、マイク用の信号が増えているからです。ヘッドセットも、3極のものと4極のモノがありますので、ご自分のパソコンのジャックの数をよく見て、ヘッドセットを購入して下さい。
2 無線接続の場合
電話機用のBluetooth接続の片耳のヘッドセットで会議に参加することは可能です。ただ、基本的にBluetooth接続はお勧めできません。これはBluetoothでマイクを接続した場合HFP(ハンズ・フリー・プロトコル)というプロトコルで接続されます。このプロトコル古いプロトコルのせいか接続第一、音質二の次のプロトコルのようです。テレビ会議の音は、多数の接続を予定して音を圧縮しており、実はかなり不自然な音なのですが、この音質とHFPの相性が悪いようで、私はHFPでテレビ会議に参加すると滅茶苦茶疲れるので、止めてしまいました。
もし、無線でテレビ会議に参加したい場合は、Bluetooth接続ではなく、専用のUSBトングルを持った製品をおすすめします。